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2006年12月27日 (水)

熊野古道を歩く。中辺路編5

-3日目(8月2日)晴れ-

継桜王子・とがの木茶屋→熊野本宮大社→大斎原→川湯温泉・大村屋旅館

疲労の割りに、さっと目が覚める。さすが山奥、朝の空気は実に爽やかである。程なくして朝食が運ばれてくる。大き目の釜に入った茶粥とその他諸々。おかずのことはほとんど覚えていないが、あまりよい印象ではなかった。茶粥だけはまずまずだったのだが、少し目を離した隙に巨大な蚊が入ってしまい、一気に食欲をなくす。普段ならチェックアウトギリギリまで旅館にいることが多いのだが、今回はさっさと出発することにした。

前日に痛めた膝の調子がやはりイマイチだったので、本宮まで歩くのを諦め、バスで向かうことにした。のんびりと継桜王子や野中の清水、秀衡桜を見物し、本宮行きのバスが来る野中一方杉のバス停へ向かう。手がかりは野中の清水バス停にある地図だけである。

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寺の横の細くて急な坂を下り、10分ほど歩くと広い通りに出ると、すぐにバス停を発見する。しかし、このバス停が実にいい感じであった。1時間ほどバスを待っていたはずだが、全く苦痛ではなかった。

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本宮大社行きのバスが到着したので乗り込む。客は私の他に初老の女性が1人だけ。運転手のすぐ後の席に座り、ずっと話をしている。

30分ほどであろうか、あっけなく本宮大社に到着。歩いていればおそらく5~6時間はかかったであろうと思われる。

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一通り見物し、大斎原(おおゆのはら)へ。本宮から500mくらい歩いた熊野川沿いに巨大な鳥居がある。もともと本宮はここにあったらしいが、明治22年に水害で流され、現在の高台に遷座されたようだ。巨大な、本当に巨大な鳥居をくぐり、木立を抜けると広場に出る。広場の中央辺りにはひっそりと2つの石祠があった。固く閉ざされた祠にはしっかりと鎖で鍵がかけてある。他意はないのかもしれないが、周りの静けさと対比して妙に寒々しい印象を受けた。まるで何かを封じ込めているような感じだ。

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私以外に殆ど人の気配がなかったからなのか、何となく本宮よりもこちら(大斎原)の方により神聖なものを感じた気がする。

本宮前に戻り、昼食にめはり寿司を食べて本日の宿泊地である川湯温泉方面行きのバスを待つ。1時間程待ち、バスに乗って川湯温泉へ。

15分ほどで川湯温泉に到着。大塔川沿いの温泉街で、非常にいい感じ。本日宿泊するのは大村屋旅館。バス停から2分ほどですぐに到着した。チェックインを済ませ、部屋に案内される。実に清潔で気持ちのよい部屋である。窓の外には大塔川。初めて聞く川であったが、かなりきれいな川だ。川遊びをしている家族連れがたくさんいる。これはその窓から撮った写真である。

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一休みして宿のロビーに下りると、水着を貸し出し(無料)してくれるというので、お言葉に甘えて河原へ下りる。なんと河原には入浴自由の温泉がある。どうやら川湯温泉は河原を掘るだけで温泉が湧いてくるらしい。ひとしきり川で泳いで、体が冷えてきたらそのまま温泉につかり温まる。それを何度も繰り返す。川の水も澄んでおり、最高の川遊びであった。もちろん1人だが。

宿に戻ると看板犬のペコちゃん(フレンチブルドッグ)が迎えてくれた。こいつがまた可愛くてたまらない。床に鼻をこすり付けてフガフガ言ったり、手足を伸ばしてベタ~と寝そべったりと、見ていて全く退屈しない。

夕食は他の客と一緒だったのでちょっと落ち着かなかったが、食事自体はなかなかよかった。とにかくボリュームが凄い。一通りテーブルに乗ってる食事を平らげたかなと思ったら、「はい、遅くなりました。」と冷やし中華が出てきた程だ。

食事に満足し、部屋に戻る。昨日が昨日だっただけに、実に快適な宿である。

亀田vsランンダエダをテレビで見た後、宿の内湯に向かう。内湯ながら源泉かけ流しとのことだったが、前日の宿同様、熱すぎて入れない。水で薄めようにも、別口から常に湯も補充されているため、薄めることができない。結局最後まで湯船につかることなくシャワーだけ浴びて出た。なんじゃそりゃ。

部屋に戻り、どうしても納得いかなかったので、暗い夜道を歩いて再び河原の露天風呂へ向かう。夜は地元の人が多いようだ。昼間は水着のまま入ったが、このときは真っ暗なので、遠慮なく素っ裸になって入る。これもまた最高であった。

宿に戻り、ペコちゃんと少し遊んでから眠りにつく。昨日と違い、疲れがよくとれそうだった。

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